夕方になるとワイワイガヤガヤ。それぞれ自慢のつまみをぶら下げて悪友どもが集まって来る。「これは旨いぞ」とパッケージ入りの珍味や、釣ってきた魚、菜園の無農薬などなど、ひとしきり自慢話を聞かされる。悪友どもは我が物顔に冷蔵庫を開けて好きな飲物を取り出す。こんなことは承知の上で、ビールもどきの発泡酒をたんまり入れておくのである。こんな一時が楽しい。

好みのおつまみを持ち寄って、仲間と家で飲む。夕方セールで半額になったお惣菜も、安い発泡酒も、気の置けない友人たちと一緒なら極上の味。今日はちょっと奮発して、伍魚福のおつまみもいただきましょう。発泡酒が「はしゃぐ」という表現がいいですね。さあ、今夜もみんなで楽しくカンパーイ!

飲み過ぎに気をつけるため、不定期にとっている休肝日。検診前など、休肝日が数日続くとさすがに酒が恋しい。休肝日明けのコップ酒は至福のひと時。冷酒が腹に沁み、五臓六腑が踊り出す。

今日は週に一度の休肝日。こんな日に限ってトラブル続きで、パソコンは調子悪いし、作業が遅れて上司には叱られるし。おまけに帰りの電車は人身事故で遅れてる。……ああ、家に帰ってキュッと一杯飲みたいなあ……。いやいや、明日までガマンガマン。休肝日明けの冷酒はきっと、極上の味がするにちがいありません。

旅先でいつの間にかぐい呑みを買う癖がついて、我が家には溜まっている。夕方になると旅の思い出を探し、見つけて妻と二人の前に好みの盃を置く。甘いものが苦手な二人は、つまみは辛口で趣味が合う。いつも日本酒を上燗で頂く。今日は「真田丸」の六文銭のぐい呑み、妻は萩焼きの盃。旅先のエピソードを語り合い、お酒がすすむ。そこそこで最後に乾杯。あとは妻の手料理でゆっくり食事ということになる。

昔は妻の料理の味付けが気に入らなかった。塩分控えめ、少し薄めの優しい味が物足りなくて、「味がない」「まずい」と文句ばかり言っていた。いつの間にかその味にも馴れて、今や妻の味が一番。今夜も夫婦円満、お二人の好みのおつまみと一緒にご夫婦でおいしいお酒をどうぞ。

演歌嫌いの妻の外出。好きな北原ミレイの「石狩挽歌」を聴きながらの独酌はこの世の至福である。時は秋。厳しい北海道の雪が来る前の愁いに満ちた一刻に、酒と歌は胃の腑を抉る。冬は熱燗・夏は冷・春と秋は温めの燗が好い。余情たっぷりの酒はやはり秋だ。このほど私の駄句に賞を授けて下さったこと、望外の悦びです。あとは賞品が楽しみ。

仕事から帰ると、台所に妻のメモ。「今夜は友達と女子会で遅くなります。おでん作ったからレンジで温めて食べてね」…やれやれ、今夜は一人か。テレビを点けると懐メロ番組。そうだな、懐かしい歌でも聞きながら温めの燗で一人飲むのも悪くない。しみじみと昭和の味がする句です。

この度は自分の作品を選んでいただきありがとうございます。自分自身は生まれてからずっと故郷を離れたことが無いので、仕送りを貰ったことがありません。そのため仕送りというものに対して秘かに憧れがありましたが、もらったら何が嬉しいかなと考えたときにこの句が浮かびました。句では母が送ったとしていますが、きっと父のほうもあれこれ口出しして結局二人で選び、照れた父は母に送らせて自分は関係ないふり。そんな自分がもしよそで暮らしてたら、あったかもしれない仕送りを想像しつつも、今夜は両親と祝杯をあげたいと思います。

遠くに住んでいる息子さんを思い、お酒とおつまみを送るお母さん。下宿に友達が集まり、賑やかな「宅飲み」になりそうです。社会人になると、お酒を外で飲む機会も増えますので、「下宿飲み」で練習しておくのも良さそうです。その分お父さんへの割り当てが減らないことを祈ります(笑)。





過去の受賞作品
・第五回 伍魚福家飲み川柳 作品

・第四回 伍魚福家飲み川柳 作品

・第三回 伍魚福家飲み川柳 作品

・第二回 伍魚福家飲み川柳 作品

・第一回 伍魚福家飲み川柳 作品