伍魚福の「ピリ辛さきいか天」は、その名前にもある通り「ピリ辛」味の衣で、そのままでもビールがすすむおつまみです。
お好みでマヨネーズをつけても、おいしくいただけます。
マヨネーズをつけると最初にマヨネーズの味わいが感じて、ピリ辛衣がマイルドなくちあたりに。
そのマヨネーズに七味を加えると唐辛子の辛みだけでなく、七味に入ったゴマ、青のりの風味が加わりさらに複雑なおいしいさが楽しめます。
現在は販売しておりませんが、実は以前に期間限定でマヨネーズ風味のピリ辛さきいか天を販売していたこともあるんですよ。
私の知り合いの方が「買ったよ」と感想を教えてくださることもよくありました。
ただ、マヨネーズのヘビーユーザーである「マヨラー」の方には大量にお求めいただくことも多かったのですが、通常のタイプの商品に戻る方が結構多かったんです。
その理由を尋ねると、「マヨネーズは自分でつけたい」とのことでした。それを聞いて、当時は「相性抜群なのに?!」と、不思議でなりませんでした。
そういえば、以前にテレビでイタリアでパスタ料理を出す店の方が、日本人観光客からタバスコを置いていないのか尋ねられることがよくあったと仰っていました。
あまりにもよく言われるので、最初からタバスコ入りのメニューを作ったそうです。ただ、人気はいまひとつだったとのこと。
私はイタリアには行ったことがないので海外の実情は不明ですが、そもそも日本でも「タバスコ入り」のメニューを見た記憶がありません。
ニンニクと唐辛子が効いた「ぺペロンチーノ」、トマトソースに唐辛子を効かせた「アラビアータ」なんかはなじみがありますが、意外です。
恐らくは、タバスコは完成品に「お好みで使うもの」で、「最初から味付けに使うものではない」という認識なんだと思います。
同じようにマヨネーズも自分で「お好みで使うもの」という認識なんだと思います
ただ、身近なものだと「ツナマヨ」、中華だと「海老マヨ」、関西だと「お好み焼きの仕上げ」には最初から使われていますよね?
でも、焼いかにマヨネーズは定番ですが、「マヨネーズ味の焼いか」はほとんど見ない。
これが「認識の違いの差」ではないかと思います。
こんな風に味付けに関して、結果からその理由を考えるのは結構楽しいです。
でも、今度はあんまり難しく考えず、単純に「ピリ辛さきいか天と○○をつけるとおいしい!」という実験をしてみて、またこちらでご紹介したいと思います。